「Cabin II Mini WISH」SOLIO仕様(build by マリナRV)
2023年12月22日、
成城学園前駅にほど近いお店(日産ピーズフィールドクラフトさん)に訪問し、そして実際にこの車を見てきました。
第一印象は、「綺麗な車だな,,,」「まるで新車のようだ,,,」、、そして
「パッと見、キャンピングカーには少しも見えないなぁ!」というものでした。
このクルマの元々のビルダーさんが、Marina RV さんという会社であるということがわかりました。そして・・・一応キャンピング仕様として出来上がってるこの車の仕様名が、スズキのソリオに適応させた「Cabin II ミニWISH」であるということもわかりました。
やっとコイツの出自が理解できた感じです。
この車は「この1台で普通のお出かけも、レジャーも快適にできるキャンピングカー」いうコンセプトで作られているようです。自分のニーズには、まさにぴったりでした。
また、スズキのソリオがなぜこの日産系のビルダー会社さんに中古で置いてあるのかということですが、たまたま新車で日産キャラバンをベースとしたキャンピングカーを注文されたお客様がいらして、その方が下取りで置いていったものということでした。
スズキの車が同社に入ってくるのは珍しく、各種のスイッチ、メーターパネルのレイアウトやら配線/設定などの仕方がずいぶん日産系と違っていて、なかなか最初の頃は慣れずに手間取ったということのようでした。
ご担当のN氏は、
「ETCなんかどこについてるか最初全然わからなくてですね、実はこの中にあるんですよ!」
と言って、ステアリングの前にメインとは別の小さなグローブボックスを開けて見せてくれたりもしました。なるほど、、、素人の自分が見ても不思議と思うようなところに小さなサブのグローブボックスがあり、それを開けた中にETCカード挿し込み用のセットトップボックスがありました。
「ここが開くのか?」といった感じで、扉とは思えない扉でした。
キャンピングカーとは思えないキャンピングカー
さて、何といってもこの車の第一の特徴は「実にキャンピングカーらしくないところ」です。
「街乗り仕様を重視したキャンピングカー」を標榜しているだけあって、シンクもコンロもサイドオーニングも、いわゆるキャンピングカーっぽく見える部分・・・っていうのは全くありません。もちろんポップアップルーフも付いていません。
電装系もミニマムで、「ポータブルバッテリー」がリアゲートを開けた後部フロア下にちょこんと乗っているだけです。外部電源コネクタが後部の外側のバンパー下部にあって、ここから外部のACコンセントから、AC充電ができるとのことでした。もちろん走行充電もできます。SOLIOにデフォルトで付いている後部座席のマルチソケットからDC電源が入力できて、走行充電を行うようになっているようです。
↑ 左:リアゲート下部収納にはポータブルバッテリー 中:外部ACコネクタはリアバンパーの右下 右:助手席(車左)側後部ダイネット家具にACコンセントと各種スイッチがある
このポータブルバッテリーひとつで、エンジンOFF時の照明とサーキュレーターとダイネット側のテレビと、それからオーディオを全て駆動するようです。もちろんACコンセントもダイネット側に二つばかりついています。
これにパソコンとか生活家電を繋げて一晩過ごすということになるんですけれども、、、
「満充電であったとしても果たして本当にこのポータブルバッテリー1個で一晩持つのかな?」という不安な印象はありました。
この車のもう一つの特徴的なところが後部の幅いっぱいに頑丈に渡された大型のテーブルです。このテーブルは前後にスライドが可能で、最も手前、つまり運転席に近い側に引き出したとしても全くガタつかず、しっかりした作りでした。かなりの重量に耐えるような感じがしまして、私自身が肘をついて体重をかけて寄りかかってもびくともしないという頑丈な作りでした。ただし頑丈なだけに、テーブルを縦にしたり横にしたり外に出したり、完全に外したりというようなユーティリティは悪いです。4点のねじ止めのため、脱着も容易ではありません。まぁユーティリティよりも頑丈さを重視した感じです。
ダイネット側全体に敷き詰めるフルフラットマットもそこそこ厚手で高級な感じでした。
それともう一つ・・・、前の記事でも述べましたけれども、天井からフリップダウンして降りてくる大型のTVモニターとJBLのオーディオ。これがエンジンを切っている状態でちゃんと視聴することができたりすれば、結構快適なんではないかなというふうに思いました。これらの車中泊仕様としては最小限の・・・マットとか、テーブルとかテレビとか、そういう装備がすごく綺麗で新しく、とても魅力的に見えました。
↑ 左:天井からフリップダウンするリアのTVディスプレイ 中:前後に40cmスライドする大型テーブル(後々大活躍) 右:全窓シェードは小さく畳んで二つのケースに収納できる(純正)
まぁ、眺めてりゃ欲しくなるわね・・・
そして実車を見回しているうちに、
「なかなかいいじゃんか! 欲しくなっちゃったなぁ・・・」ということに。(^^;)
・あんだけ「絶対に四駆がいい!」と拘っていた思いも今やどうでもよくなりつつあり(^^;)、
・FFヒーターとかソーラーパネルも、高くは付くが、「後付け」ができるんだから、すればいいじゃんか・・・とまで思ってきてしまいました(^^;)。
一旦、欲しいかも・・・と思ったあとは、子供みたいに「これ欲しい!」にまみれてしまい(笑)、自分が、「柔軟性が高いのか」、「ブレまくっているのか」、わからなくなりました。
この日、結局、お店に以下3点の質問をしたうえで、仮の“買い付け”を入れてしまいました。
- FFヒーターとルーフソーラーパネルを同時に付けた場合と、別々に時差を設けて(例えばFFヒーターをまず付けたあと、半年とか一年とか乗った後に、ソーラーパネルを付けた場合とで、合計コストに差が出るか?
- 付属の純正プライベートシェードはサイドウインドウ分含めて、全ての窓を覆うか?
- 本体、カーナビ、ETC2.0、TV、テーブルを含むダイネット側の仕様、バッテリー等の電装の仕様、の全てのマニュアル(WebにあるならそのURLでも構わない)が存在するか?
・・・
コメント