12話 走行充電が出来るまで

目的はお遍路だったはず・・・ 車中泊クルマ探し

クルマ探し編12  12話は納車後のトラブルシューティングのお話しです。できればこんなことがないように、気になるところは納車前にクリアしておくことをお勧めします。

目的は四国八十八か所霊場巡り

2024年3月28日です。

既に納車から1ヶ月半が経っていました。

「ポータブルバッテリーに走行充電ができない!」という致命的なトラブルから、、、やっと。本当にやっと・・の思いで、解放されました。

なんだかまだ自分の車になりきった感じのしない我がソリオを運転して、、、

「ほんとにこれで直っているのかなぁ??」半信半疑で帰宅している途中です。

実は、私にはこの車の買付を入れたときから何となくなんですけれども、予定のイメージがありました。・・・

・1月末、2月上旬には「納車かな・・・」と。

・2月中には、「車中泊旅行用のグッズなんかもいろいろ準備しなきゃ・・・、必要であればキャンプ道具含めていろいろ新しいものも購入しなきゃいけないな」と、、。

・3月中には、「関東近隣で1泊程度の小さい車中泊旅を複数回、練習も兼ねてこなしたいな・・・」とも。

そして、

・4月から5月は、いよいよ季節が温かくなってきますので、「梅雨に入る前に、少なくとも1回は自走して四国に行きたいな」と。

そんなイメージです。

私の目的はこのブログのタイトル通り、四国八十八ヶ所霊場巡り・・・「お遍路をキャンピングカーで遂行する」ことです。

つまりは“旅をすること”が目的なのであって、キャンピングカーを探したり、購入したりすることはその最初のプロセスに過ぎません。まして修理修復に奔走することや時間を費やすことは、正直言って本意ではありませんでした。

なのに、もう4月が迫り、桜の季節になってしまいました。振り返るとずいぶんとつまずいて、時間をかけてしまったな・・・というふうに改めてハンドルを握りながら思いました。

でもこれは決して「誰が悪い!」とか、「どこがまずかった!」とかいうことではないということもわかっています。

一つの技術的な問題解決にひと月半

「ポータブルバッテリーへの走行充電ができない。」というキャンピングカーとしては致命的な欠陥を修復するために、1ヶ月半もかかったわけですが、、、

一体何をしてきたのでしょうか?

↑ 最初に相談した別宅そばのSUZUKIディーラー「ヤマヨ久保田商会」と、結局問題なかった接続ケーブル

端折って申し上げますと、

(※そもそも後部マルチソケットが機能していませんでした。これは納車前に日産P’sで確認できたはずです。💢)

これでマルチソケット自体は生き返りましたが、それでもマルチソケットからのDC充電ができませんでした。

しかしどれも問題はありませんでした。

※ 横浜の業者さんでロッキー2というところがあり、実はこの私のソリオのFFヒーターやサブバッテリーなどの取り付けなどを納車前に行っていただいた、日産ピーズフィールドクラフトさんの発注仕事も請け負う電装系の技術に優れた会社さんです。日産ピーズはこことも緻密なやり取りをして解決策を探りました。

↑ ロッキー2 外観(Webより)  ※有名な“A to Zシリーズ”や“バンテック”なども、ここが手掛けていることをこの時知りました。

日産ピーズロッキー2の何度かに渡るやりとりにも関わらず、結局原因がわからず、原因がわからない限りは直す方法もわからないと・・・。

  • 最後に、元々のビルダーであるMARINA RVまで遡り、ダイネット家具部分を開けて、「キャビン2miniウィッシュ」の回路図に基づき再度回路を調査したようです。

↑ 助手席(左)側後部ダイネットに設置されている電装家具の内部

ここで、はじめて現象の本質が、判明してきたようです。

簡単に言うと、

エンジンを作動したときとか、ACCのときに、ポータブルバッテリーからダイネットルーム側に微弱な待機電流が発生している。この微弱な待機電流が発生している間は、DCソケットから充電のための入力電圧がポータブルバッテリー側にかかっても(どうもバッテリー側の安全装置的なものが働いて)、クルマ側からの給電を受け付けないのではないか??というあくまで憶測に過ぎないが、ほぼ原因と言えるのではないか?・・ということまでが究明できたようでした。

なので、エンジン始動時(あるいはACC時)にダイネットルーム側への待機電流を遮断するための措置(集中アース回路部分に新しくリレーをはめて、”条件遮断”するというような作業)をして、修理したとのことでした。

上記の作業内容というか、、、私の記述の表現が技術的に正しいかどうかは別として^^;)、

結果として、わたしにとって大事なことは、

釈然としない部分を残しつつ「一応直った!」と言うことです。

キャンピングカーを買うなら直接ビルダーから・・に限る

なんともわかりませんが、、、、

もし、私が、そもそものビルダーさんであるマリナRVさんから、新車であっても、中古であっても、この特別仕様のソリオを購入したならば、ここまで多くの業者さんやプレーヤーさんを巻き込んで、それぞれが疑心暗鬼になりながら原因の特定や、それぞれの同業者さんに遠慮みたいな”含み・・・”を持たせながら、これほどの時間をかけて”腫れものに触るような修理”をするなんてことはなくて済んだのではないかと思います。

今回の件で、一つ勉強になったことがあります。教訓です。それは、

「キャンピングカーを買うなら新車でも中古でも、そのクルマのビルダーさんから直接買うべき!」

ということです。

実は、もう一つの懸念事項である「サブバッテリーの残量計が付いていない問題」(サブバッテリーの充電状況がわからない問題)も、、まるで解決していません。

ただその時わたしは・・

もう”いい加減めんどくさい”し、”なんとかなる”だろ』と、

細かい問題を解決させることを放棄しました。それほど悪い意味ではなく、問題の棚上げを決めました。

『なんだか色々取りこぼしている細かい問題はあるが、取り敢えず早くとっととどっか行こう!』

という気分です!

時間はかかりました。でも気を取り直して“目的”をもう一回はっきりさせながら、このブログもステップアップをしていきたいと思います。

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