〜 第4章 実行編12  (七日目) 〜

初心者車中泊旅

6月13日(木)ODO 7,450km  晴れ

高知自動車道 南国SA(上り)〜 徳島自動車道 藍住IC

南国サービスエリア出発

7時起床。

南国サービスエリア(上り)のレストランは既に営業をしていました。

早速朝食をとります。

暖かい汁物のおそばかうどんが食べたかったので、券売機で探すと、「きつね」「たぬき」というメニューがありました。ここで私は、ふと、ここは“関西なのだ!・・・ということにあらためて気づきます。

関西の方では、「煮込んだお揚げ」をのせたうどんを“きつね”、同じく「煮込んだお揚げ」をのせた蕎麦を“たぬき”と呼びます。

「○○そば」とか「□□うどん」とかいう形容語+そば/うどんといった呼び方はしません。そのうえ、、、

関西では、揚げ玉(関西の人のほとんどは“天かす”呼びますが、、、)だけが乗ったお蕎麦やうどんを、あえて「たぬきそば」とか「たぬきうどん」と呼ぶこともありません。“天かす”はトッピングとして自由に振りかける程度の具材のようで、調理されたお揚げと比べて格下にあたります。

私は「たぬき」いうメニューを押しましたが、出てきた料理は写真に挙げたようなものです。関東の人に気を遣ったのでしょうか。(笑) 「天かす」も添えられている・・・というところがとても面白かったです。だしはもちろん関西風で、とても美味しかったです。

↑ これが関西の”たぬき”。そしてさすが”南国”、植樹もでかい! 

8時半前。上り南国サービスエリアを出発、一路徳島を目指します。

高知自動車道はまず東西に横たわる四国山脈をまっすぐ南から北に横切るため、しばらくはトンネルの多い高速道路となります。

馬立PA(上り)

10時15分、ようやく多くのトンネルを抜けて、馬立(またてと読みます)パーキングエリアに到着します。休憩と同時に、オーシャン東九フェリーの予約の電話をここで入れようと思っていました。

「徳島港から明日14日(金)上船し、東京有明まで。」

「車種はスズキソリオ。乗客はドライバーである私1名。」

であることを告げ、無事に予約IDを発行してもらいました。

乗船券の発行と精算は、明日、徳島港の「オーシャン東九フェリーターミナル」にてできるとのことでした。

さあ、これで明日のフェリーに乗ってしまえば、明後日15日(土)朝一には、東京に戻っていることになります。

『ついでに徳島付近で、今日泊まるホテルも予約してしまえ。・・・』

私は二日目の6月10日に車中泊した「道の駅いたの」の目の前に、「素泊まり 朝食付4800円」という大きな電飾の広告を掲げているホテルがあったことを思い出しました。

それがAZホテルチェーンであることを確認した上で、電話をして予約を入れます。

さてこれで、今晩の宿と明日のフェリーの両方をこの馬立パーキングエリアで予約することができました。

↑ 馬立PAからの山々、緑が濃くてキレイ!

こうなるともう気楽です。

今日これからは、このまま高知自動車道から徳島自動車道に乗り継ぐ高速道路に乗りっぱなしでもよし、、、

少し下道に降りてドライブしてもよし、、、

何しろ今日中に徳島市街まで戻っていればOKです。

なんだか急に解放された感じですが、今ひとつ自由に観光するような気にもなれず、第一回四国お遍路遠征が帰路についてしまったことに、少しだけ寂しさを感じていました。

ふと見るとここ馬立PAは愛媛県内の住所なのです。

実は愛媛県は、思っていたよりも南北にも東西にも広く、四国で二番目の面積を持つ県です。

次回の第二弾四国遠征では、たぶんもっとも多くの札所をめぐらなければならないところです。

10時20分。愛媛県のこの馬立PAを出発し、高知自動車道をさらに北上します。

すると約15分で、川之江東JCTに差し掛かります。

ここで高知自動車道は終了、徳島自動車道に接続し、今度はこの徳島道を吉野川に沿って真東に向かって走っていくことになります。

吉野川サービスエリア(上り)

11時過ぎ、徳島道上り、「吉野川サービスエリア」で休憩をとります。ここには、吉野川沿いにハイウェイオアシスが併設されています。「美濃田の湯」という温泉浴場もあります。

今日このハイウェイオアシスに滞在するつもりはもちろんありませんが、次に来たときに車中泊する可能性もあるなと思い、プラプラと散歩を兼ねてロケハンをしました。

吉野川の広い河岸段丘に沿って温泉その他の施設が作られ、とても眺めのいいところでした。

↑ 吉野川SA。ハイウエイオアシスが隣接している。

徳島藍住町 中華そば もりしょう

ちょうど正午ごろ、徳島自動車道 藍住インターチェンジ到着です。

約半日をかけて、高知の市街地からとうとう徳島市街に戻ってきました。

馬立PAや吉野川SAに着いた頃から、どうしても塩気の濃いラーメンが食べたくなり、今日の昼食は、藍住インターチェンジと道の駅板野の間にあるラーメン屋さんで取ることにしました。

お店は「中華そば もりしょう」です。徳島市内でも高い評価のラーメン屋さんだけに、とても美味しかったです。ここのラーメン、大満足でした。

↑ 中華そばもりしょう。美味かった!でも少し胡椒入れ過ぎた^^;

徳島自動車道「藍住インターチェンジ」と高松自動車道「板野インターチェンジ」を南北に結ぶ幹線道路は、県道1号線です。別名「あいあいロード」。旧名は「徳島引田線」というようです。「道の駅いたの」は、この県道1号線沿いに広大に新設されていました。

「道の駅いたの」ふたたび

「道の駅いたの」は、宿泊の予約をしてある「AZホテル」と隣り合わせです。

ホテルにチェックインする前に「道の駅いたの」に寄ります。数日前に来たばかりですが、なんだかとても懐かしいです。今回の第一回目四国遠征のベースキャンプは間違いなくこのここなんだなぁ・・・と感じました。

来るときは到着が遅かったため利用できなかった物産店が今日、今は営業中です。

ここ数日なかなか食べることがなかった“果物”に飢えていたので、地元特産の柑橘系の果物を買って、、、

(これ、みかんではなかったと思います。袋には“だいだい”って書いてあったような気がします。が、はっきりとは覚えていません。^^; )むさぼり食べました。

適度な酸味と甘味が疲れた体に染みわたり、喉も渇いていたんでしょうね。1袋(何個入っていたのかは覚えていません)全部その場で食べてしまいました。

お店の中は徳島や四国の特産品だらけですので、いろいろ面白くて、買わなくても結構楽しめます。

↑ 道の駅「いたの」。なにしろまだ新しいので施設がすべてキレイ!

ホテルAZ徳島板野店

3時半ぐらいだったでしょうか。

ちょっと早いですが、ホテルにチェックインをしました。2日ぶりのベッドでしたので、部屋に着くなり、少しここで昼寝をしてしまいました。

夕飯はホテルの近くでググってみましたが、なかなかちょうど良いお店、食べたいものも、ありませんでしたので、近くにあった吉野家の牛丼で済ませました。少し関東と味が違うような気がして、これはこれである意味美味しかったです。

ホテルAZに戻り、ゆっくりとテレビなんかを見ながら、夜を過ごしました。もう明日のフェリーの予約もできていますので、特にすることもなく、9時半、10時ぐらいにはもう寝てしまったように記憶しています。

これで5日目が終了です。

↑ ホテルAZとホテル近くの吉野家。醤油が違うのか少し東京のとは味が違う気が・・・。

第二弾速報は以下よりインスタで…

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