37話 クルマお遍路 第一回第二回のまとめレビュー

車中泊旅実行レビュー

二回まとめての振り返り

2024年11月22日(金)より、私は四国お遍路第三回目(多分これが最終になる予定ですが、)のクルマ旅に出発します。

その前にこの37話で、これまでの第一回・第二回の実績をまとめてレビューしてみたいと思います。

第一回・第二回の比較

第一回目と第二回目では、巡礼の進め方(順打ち)に違いはありませんでしたが、四国までの移動手段が異なり、それぞれに特徴がありました。以下に、基本的な実績データを整理しました。

項目第一回(6月)第二回(9月〜10月)
総日数8日間10日間
巡礼期間4日間6日間
走行距離1,305km(四国内600km)1,075km(四国内1,075km)
参拝札所数30ヶ所35ヶ所
移動手段自走+フェリー帰路フェリー往復
総費用約155,000円約186,000円

一回目・二回目 旅程の違い

第一回目は東京から四国まで自走し、帰りのみフェリー(約3万円)を利用しました。往きの長距離運転による疲労は結構大きかったです。

第二回目は往復フェリー(約6万円)を利用し、長距離自走の負担を軽減しました。しかし、四国内の移動距離は1,000kmを超えました。

高知・愛媛の札所間の距離が想像以上に長く、特に高知では1日かけてわずか3ヶ所しか回れない日もありました。一回目(徳島ー高知)と二回目(高知ー愛媛)で札所の密集度は随分違っています。

一日の平均巡礼数も、第一回目が7.5ヶ所、第二回目が5.8ヶ所と差が出ました。

一回目の旅程詳細

二回目の旅程詳細

経費

費用についても、一回目二回目で多少の変動がありましたが、巡礼期間の違いによる要素が大きいと思われます。

  • 交通費(ガソリン代・通行料・フェリー代):第一回 約61,000円、第二回 約83,000円
  • 宿泊費(ホテル・キャンプサイト):第一回 約15,000円、第二回 約18,000円
  • 飲食費(1日平均4,600円):第一回 約36,800円、第二回 約46,000円
  • 参拝費(納経料・線香・賽銭など):第一回 約36,500円、第二回 約26,500円

 (※一回目だけ巡礼用品の一括購入(初期コスト)1.5万円が含まれます。)

  • 観光・お土産:第一回 約5,000円、第二回 約12,000円

費用面では、宿泊費を抑えるために無料のSA・PAあるいは「道の駅」での車中泊を多用したことが功奏し、想定よりも出費を抑えることができました。

レビューと学び

二度の区切り打ちお遍路旅を経験し、以下のことがよく分かりました。

  • フェリーは思ったより安い。 積極的に使うべし!

フェリー代は片道約3万円ですが、関東から四国までの片道の自走経費を計算すると、高速代13,000円とガス代で、実は自走でも約2万円かかります。自走による体力の消耗を考えると、フェリーの3万円は決して高くありません。どのみち徳島が出入りの拠点であるならば、積極的にフェリーは使うべきだと思いました。

(※上記の値段は、4m未満車種の場合です。車長によって料金は変わりますのでご注意を。)

  • 車中泊を効果的に利用することで滞在費を抑える!

もちろんこの目的のために準備した我がSOLIOですから、第三回目も使い倒すつもりです。

幸いなことに四国はここ5年・10年で新設(あるいは延伸)された高速道路が多いので、高速道路上のSA・PAが比較的新しいのです。また、一般道の「道の駅」も近年続々と新設されています。こうした設備の新しい施設を狙って泊まることができれば、無料である上に、たいへん清潔で快適に過ごせます。

あと、お風呂に入れない場合のコツとして、「全身拭き用のノンアルコール 使い捨てウェットタオル」などをドラッグストアなどで多めに買っておくと、とても役立ちます。

車中泊もやればやるほど慣れてきて、疲れも取れるようになります。私はまだまだ初心者ですが、それでも2回の四国遠征で随分と要領を掴んできた気がします。

  • 飲食費は必要以上にケチるな!

徳島の鶏(特に唐揚げ)、高知のカツオ(特にタタキ)、愛媛宇和島のタイ(特に鯛めし)など、四国には美味しい名産がたくさんあります。食べずに通り過ぎると、後で必ず後悔します。わたしのこの二回の旅では、一日の平均飲食費が4,600円でしたが、もっとかけてもいいと思いました。

“食べたい!”と思ったものは必ず食べたほうがいいでしょう。気分も上がりますし、気力も出ます。

  • 四国内は効率を求めず、どんどん走ろう!

四国に入り巡礼の旅を開始したら、もうコストや効率のことを考えるのはやめましょう。道を間違えようが、遠回りをしようが、そこでしか出会えない道や風景や人がいます。すべては一期一会で、二度と逢えません。無駄な走りなんかは無いです。今後はむしろ積極的に遠回りをしようと思います。それこそが計画を立てない「行き当たりばったり旅」の醍醐味です。

さて、第三回目は香川県「涅槃の道場」最後の巡礼、六十六番札所 雲辺寺からスタートです。香川県の札所は比較的密集しているため、二回目のような長距離移動の旅とはまた少し違ってくるでしょう。どんなことになるのか楽しみです。二回の遠征経験を活かし、最後の区切り打ちに挑みます!

※わたしは晩秋の2025年11月23日より、四国クルマお遍路第三弾を実行します。香川県第六十六番札所雲辺寺以後の様子は以下のリンクから写真だけ見ることができます。よければご覧ください。↓

岩崎 克彦 on Instagram: "11月23日 #おへんろ #ohenro #四国第六十六番札所 #雲辺寺"
1 likes, 0 comments - katsu19_iwasaki on November 23, 2024: "11月23日#おへんろ #ohenro #四国第六十六番札所#雲辺寺".

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