40話 クルマ遍路旅 -高野山への途中 和歌山で一泊-

車中泊旅記録

第三回実行編4  クルマお遍路旅 第三回実行6日目11月27日(水)のお話しをします。

11月27日(水)天気:くもり  出発時ODO:10,575km

この記事でわかること(要約)

  • 四国お遍路を結願した翌日、徳島から和歌山へ向かうフェリーの手配
  • 南海フェリー「かつらぎ」で紀伊水道を渡る行程と船内の雰囲気
  • 和歌山到着後、コインランドリー&ランチでゆったり過ごす午後の記録
  • 高野山へのアクセスと宿泊事情を調査するも、当日移動は断念した理由
  • 和歌山市内で泊まった「スマイルホテル和歌山」の宿泊体験とおすすめポイント
  • 和歌山城公園での紅葉散策と、地元の洋食屋「まつや食堂」で味わった夕食の感想

フェリーかつらぎ(南海フェリー)

7:00  徳島県 道の駅「いたの」にて起床

今日は高野山のある和歌山へ向かいます。

ここ徳島から和歌山港へは、「南海フェリー」が約2時間で結ぶ便を運行しています。料金は私(運転者1名)と車両1台(4m未満のSOLIO)、片道で11,200円です。

船舶は全長108mの「かつらぎ」と「あい」の2隻の同型船で、徳島と和歌山を同時刻に出港する「すれ違い運行」をしています。

徳島港発は、5:30発(-7:50和歌山着)、8:00発(-10:10和歌山着)、10:55発(-13:05和歌山着)、13:20発(-15:40和歌山着)、16:25発(-18:40和歌山着)、18:55発(-21:10和歌山着)

と、1日6便が就航していて、とても便利です。(2024年11月時点)

わたしは本日の10:55徳島港発の「フェリーかつらぎ」を予約しましたので、余裕を見て9時半頃に港に着くように動きます。

9:00   道の駅「いたの」を出発します。

道の駅から南へ4km、藍住ICから徳島自動車に乗り東へ向かいます。これまでに何度も走った道ですが、四国お遍路88ヶ所を完遂したこの時は少し特別です。

『つぎにここを走るのはいつになるのだろう。お遍路全部回っちゃったからなぁ・・。もしかすると、もう来ないのかもな・・・』(笑)

・・・

真新しい「徳島JCT」から延伸したばかりの「徳島南自動車道」に入ります。すぐに「徳島沖洲IC」出口があり、ここで降りて間もなく南海フェリー乗り場です。

9:30   南海フェリー乗り場 到着

10:30  乗船です。

クルマで車両デッキに入っていくと、やはり少し小型のフェリーであることを感じました。2等船室は昔ながらの“雑魚寝客室”で、懐かしさがありました2時間の航海ですので、ベッドに入ってゆっくり寝る必要もありませんので十分です。

10:55  予定通り定刻出航です。

徳島と和歌山は紀伊水道を挟んで東西に向かい合っていて、航路はこの水道を渡るだけです。地図ではすごく近くに見えますし、実際、港を出た時から対岸の紀伊山地がずっと見えています。

風は冷たかったですが、わたしはしばらく展望デッキに出て、左舷に続く淡路島南岸を眺めながら過ごしました。

↑ 本日出発時のODOメータ  和歌山行きフェリー乗り場  「かつらぎ」船内(2等)  デッキからの眺望(徳島阿南)  Google Map(和歌山港)

コインランドリーとランチ(Café Restaurant BILLBOAD)

13:10    和歌山港到着。

下船するとわたしはすぐに近くのコインランドリーを探しました。

港から1.5km、それほど離れていない市街地にカネヨシ商事が運営している「コインランドリー和歌山砂川店」がありました。

13:30  コインランドリー着。

たまっていた洗濯物を“12kg中型洗濯乾燥機”に放り込み、洗濯を開始します。

見ると、路を挟んで向かい側の2階に「Café Restaurant BILLBOAD」というお店がありました。

『これはラッキー、ちょうどいいところにちょうどいいお店が・・・』

とばかりに迷わずこのお店でランチをとることにします。

14:30  ランチを済ませ、コインランドリーに戻るとちょうど乾燥が終わったところでした。整理して取り込み、SOLIOに収納します。

↑ コインランドリー和歌山砂川店 と ランチをとったCafé Restaurant BILLBOAD

高野山宿泊事情

どんよりした雲の切れ目から青空がのぞくようになりました。天気が少し回復してきたので、気分的には

『このまま今日中に高野山まで走ってもいいな・・・。』

と思い始めました。

ここ(和歌山港)から高野山金剛峰寺まではだいたい60km離れています。走行時間は約2時間も見れば十分でしょう。ですので、今日中に高野山に行くことは余裕で可能です。行ってしまった場合、問題は今日の高野山での宿泊です。

少し調べてみると今日の今日では、なかなか手配が難しい事情が見えてきました。

高野山の宿坊は10年前(わたしが最初に高野山を訪れた時)に比べると一泊の料金がはるかに高くなってしまっています。そのうえ本日が平日にも関わらず、結構予約で埋まっています。

(※どうやら高野山はコロナ前後のインバウンドの誘致をはじめ、観光ビジネス的には成功しているようです。)

しかも、宿坊以外の一般の宿泊施設は、この時わたしが調べた限り、

玉川旅館(高野山で唯一というビジネスホテル) と、

Koyasan Guesthouse Kokuu(唯一のゲストハウス)

以上2件あるだけです。

確認はしませんでしたが、これだけ少ないと、二軒とも混んでいそうな感じです。

そして高野山内での車中泊もなかなか難しそうですね。もちろん手慣れている方はやっているのでしょうが、道の駅はありませんし、駐車場もトイレも営業時間が決まっている(大体夕方で終了の)ところがほとんどです。

高野山周辺にある道の駅としては、「道の駅 かつらぎ西(上り線PA併設)」「道の駅 柿の郷くどやま」 の2箇所ですが、どちらも高野山から20km以上も離れた場所になってしまいます。

以上、付近を含めて高野山の宿泊事情を調べているうちに、今日中に高野山に向かう気力は失せてしまい(笑)、私はここ和歌山市街で一泊することにしました。

↑ 高野山の宿坊は51箇所あるが、混んでいる上に割と高額  あとは限られた旅館とゲストハウスのみ     観光マップを見る限り高野山内に駐車場は豊富だが、24時間営業と確認できたのは「大門南駐車場」「奥の院前駐車場」「愛宕谷駐車場」の3つだけ・・・

スマイルホテル和歌山

県庁所在地だけあって、和歌山市街のビジネスホテル事情は高野山に比べれば明らかに余裕がありました。平日なので市内のホテルはすぐに予約でき、チェックインすることができます。

15:00    「スマイルホテル和歌山」チェックイン

このホテルはほぼ市の中心部(和歌山県庁はすぐ近く)にあり、和歌山城も目の前でとてもロケーションが良く、部屋からの眺めも良いホテルです。料金も一泊朝食付きで6,900円とリーズナブルでした。比較的建物や設備も新しく、和歌山市街での軽い一泊をお考えの方には、このホテルはお勧めできます。

16:00  和歌山城公園遊歩道を散策。

和歌山城公園天守閣と併設されている動物園以外は入場料などの料金はかかりません。公園内遊歩道は自由に歩くことができます。

どんよりしていた昼間の天気とは打って変わって青空が広がり、紅葉が夕日に照らされてとても綺麗でした。

↑ 飛び込みでも泊まることのできた「スマイルホテル和歌山」 新しくて清潔  部屋からは眼前に和歌山城!

18:00  「まつや食堂」夕食

ホテルにお勧めいただいた近くのこの洋食屋さんで夕食です。紀州和華牛(和歌山県産のブランド牛だそうですが・・)の陶板焼きは絶品でした。

↑ 和歌山県庁近くで長く営業されている食堂「まつや」  地元の評判通り納得の味

次回はいよいよ高野山に入ります。

サイト内別カテゴリーへのリンク

本記事(40話)は「車中泊旅記録」カテゴリーに属しています。他のカテゴリーをご覧になりたい方は、以下をご参照ください。

・「車中泊クルマ探し」カテゴリー最初の記事 →

  >1話 クルマ探し開始

・「車中泊旅準備」カテゴリーはここから →

  >13話 クルマ旅準備 -旅への準備開始-

・「車中泊旅記録」カテゴリーは以下から →

  >16話 クルマ遍路旅 -東名高速 西へ(実行初日)- 第一回区切り打ち遍路旅開始記事)

  >30話 クルマ遍路旅 -高知市〜土佐市- 第二回区切り打ち遍路旅開始記事 )

  >37話 クルマ遍路旅 -第三回区切り打ち開始- 第三回区切り打ち遍路旅開始記事)

・「車中泊旅レビュー」カテゴリーは →

  >29話 クルマ遍路旅 -一回目のレビュー-第一回区切り打ち遍路旅のレビュー

  >36話 クルマ遍路旅 -第一回第二回のまとめレビュー- 一回目二回目遍路旅のまとめレビュー

コメント

タイトルとURLをコピーしました