5月17日(土)は、島根県津和野を出発し、山口市を経て周防(防府・阿弥陀寺周辺)へ向かう一日です。
前夜からの雨に悩まされつつも、国道9号線を軸に山あいを抜け、道の駅をいくつか経由しながら山口市街へ。国宝・瑠璃光寺五重塔を訪れ、昼は名物店で食事を取り、その後は東大寺別院・阿弥陀寺へ向かいました。
歴史ある社寺と現代的な道の駅、そして移動の実感が混ざり合う、実走感の強い一日となりました。
要約(この記事でわかること)
津和野から山口市、さらに周防方面へと移動した車中泊旅の実録です。国道9号線を中心とした走行ルートと、道の駅「願成就温泉」道の駅「長門峡」、を経由した山道の様子を紹介します。瑠璃光寺五重塔、阿弥陀寺などの歴史スポットと、道の駅での休憩や食事、後日のフェリー予約までを時系列でまとめています。
53話 全道程(Google My Maps)
島根県津和野からふたたび山口へ
山口市への道のり
津和野町を出発し、まず「道の駅 願成就温泉」を経由して山口県へ入ります。
その後は、ほぼ国道9号線を南東方向へ進み、山あいのルートを走行。
途中で「道の駅 長門峡」に立ち寄りながら、山口市街へ向かう道程です。
国道9号線は山口県北部と中部を結ぶ主要道路で、カーブは多いものの、交通量は比較的少なく、景色を楽しみながら走れる道です。
山口へ 実録
天気:土砂降り → 曇り → 晴れ
出発時ODOメーター:13,633km
6:30 起床。ドシャ降りです。
急に少し晴れ間が見えたり、また雨が強まったり、不思議で変化の早い天気模様でした。
8:35 「道の駅 津和野温泉なごみの里」を出発。 Map 地点A
ほんの2分ほどで、別の「道の駅 願成就温泉」に到着します。 Map 地点B
あちらは島根県、こちらは山口県。管轄県が異なるのでどれだけ近接していても関係がないようです。県境をまたぐだけで道の駅が隣接しているのは面白い光景です。
ここもトイレが新しく、きれいでした。
9:50 「道の駅 長門峡」に到着。 Map 地点C
曇り空の中、ときどき晴れ間も見え始めましたが、路面はまだびしょ濡れです。
長門峡周辺は渓谷沿いの道で、晴れていれば散策も楽しめそうな場所です。
10:30 山口市街に入ります。
10:40 瑠璃光寺駐車場に到着しました。 Map 地点D





瑠璃光寺(るりこうじ)
瑠璃光寺 基本情報
瑠璃光寺は、山口市香山町にある曹洞宗の寺院で、国宝・五重塔を有することで知られています。
五重塔は室町時代の嘉吉2年(1442年)頃に建立されたとされ、大内盛見(おおうち もりみ)によって供養塔として建てられました。現在残る塔は日本三名塔の一つにも数えられ、京都・醍醐寺、奈良・法隆寺の塔と並び高く評価されています。
境内は香山公園として整備され、池や芝生が広がり、春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季によって表情を変えます。五重塔は背景の山並みと調和し、写真撮影の定番スポットにもなっています。
かつてこの地を治めた大内氏は、山口を「西の京」と呼ばれる文化都市に発展させました。瑠璃光寺の五重塔は、その大内文化の象徴ともいえる存在で、山口観光の中心的史跡です。
所在地:山口県山口市香山町
文化財:国宝(五重塔)
見どころ:五重塔、香山公園、池と庭園景観
散策目安時間:30〜40分
アクセス:JR山口駅から車で約10分
備考:敷地が広く、平坦なので歩きやすい
瑠璃光寺 紀行
10:40 瑠璃光寺駐車場に到着。 Map 地点D
さっきまで土砂降りだったのに、ここへ来たら空が少し明るくなりました。天気の機嫌が急に良くなったようです。
目当ては国宝の五重塔です。
大内氏が「西の京」とか言って張り切っていた時代の置き土産だそうです。その後、大内氏は毛利家にやられてしまうわけですが、毛利もこの塔だけは焼かなかったのですね。
「権力も文化も、最後に残るのは形」という歴史の皮肉・・のような文化遺産です。
池と山と塔のバランスがよくて、どこから見ても写真向きです。しかも観光客が少なく、独り占め気分でした。これは「雨上がりボーナス」だったかもしれません。
11:10 駐車場へ戻ります。
はるか昔から「ここは、ずっとこの景色だったんだな・・」と変に感慨しました。
11:15 瑠璃光寺駐車場を出発。
次はランチです。文化も大事ですが、空腹はもっと切実です。どうしても「やまぐち和牛 燦(きらめき)」が食べたい!






レストラン「みほり峠はなれ」
みほり峠はなれ 基本情報
みほり峠はなれは、山口市郊外のバイパス沿いにある和食レストランで、地元で知られる「みほり峠」系列の店舗です。
本店よりも落ち着いた造りで、個室感覚の席が多く、観光客だけでなく地元客の利用も多い店です。
メニューは、すき焼き定食やステーキ重、和定食など肉料理を中心に構成され、ボリュームと味のバランスが良いことで知られています。昼時はランチ利用、夜は会食や家族連れにも対応できる構成になっています。もちろんお目当ての「やまぐち和牛 燦(きらめき)」が食べれます。
山口バイパス沿いという立地から、車でのアクセスが良く、観光の途中で立ち寄りやすいのも特徴です。広めの駐車場があり、車旅との相性がよい飲食店といえます。
所在地:山口県山口市(バイパス沿い)
ジャンル:和食・定食・すき焼き
特徴:落ち着いた店内、地元利用が多い
利用目安:昼食・夕食
アクセス:瑠璃光寺から車で約15分
駐車場:あり(無料)
みほり峠はなれ 実録
11:15 瑠璃光寺を出発。 Map 地点D
11:30 山口バイパス沿いの「みほり峠はなれ」に到着します。 Map 地点E
この日のランチは、やまぐち牛(燦)のすき焼き定食。
甘辛い割り下で煮た肉と野菜がご飯によく合います。とても美味いです。
メシがいいと旅もいい。満足です。
12:20 店の駐車場を出発します。 Map 地点E





阿弥陀寺(あみだじ)
阿弥陀寺 基本情報
阿弥陀寺は、山口県防府市にある浄土宗系の寺院で、奈良・東大寺の別院として建立された由緒ある寺です。正式には「東大寺別院阿弥陀寺」と呼ばれています。
鎌倉時代に建立され、以来、周防国における東大寺の拠点寺院として位置づけられてきました。
境内は山の斜面に広がり、石段を上った先に本堂があります。派手さはありませんが、古寺らしい落ち着いた雰囲気が漂い、参拝客も比較的少なく静かに過ごせる場所です。
特に秋には紅葉の名所として知られ、境内一帯が赤や黄に染まります。
建築物そのものよりも、寺が持つ歴史性と立地の静けさが魅力で、山口・防府観光の中で「渋い立ち寄り先」といえる存在です。
所在地:山口県防府市
宗派:浄土宗(東大寺別院)
見どころ:石段、本堂、山門、紅葉
散策目安時間:20〜30分
アクセス:中国自動車道 防府東ICから車で約20分
備考:石段が多いため歩きやすい靴が望ましい
阿弥陀寺 紀行
12:20 みほり峠はなれを出発し、中国自動車道に乗ります。
13:10 佐波川SA(上り)に到着。 Map 地点F
13:15 カフェに入り、ゆっくり休憩します。
ここで、明日以降の予定を考えます。旅の計画は、走りながら立てるのがちょうどいい気がします。
13:45 佐波川SAを出発。
14:15 阿弥陀寺(東大寺別院)の駐車場に到着します。 Map 地点G
石段を登って参拝。
派手さはありませんが、すごく渋いお寺です。
観光地っぽさも控えめで、「わざわざ来た感」があります。
こういう場所に来ると、なぜか歩く速度が遅くなります。
14:45 駐車場に戻ります。
次は、今日の寝床探しです。






道の駅 きららあじす
道の駅 きららあじす 基本情報
道の駅 きららあじすは、山口市阿知須(あじす)地区の国道190号線沿い、周防灘に近い場所に位置する道の駅です。
山口市街と宇部市の中間にあり、ドライブの休憩ポイントとして利用しやすい立地にあります。
館内には、地元産の農産物や海産物、加工品を扱う直売コーナーがあり、阿知須周辺の特産品や山口県内の土産物を購入できます。
レストランも併設されており、定食類や丼物、麺類など、ドライブ途中の食事に適したメニューが用意されています。
駐車場は広く、普通車・大型車ともに対応しており、長距離移動の途中でも立ち寄りやすい施設構成です。
24時間利用可能なトイレが整備されているため、夜間の休憩にも安心感があります。
周辺は海と干拓地に囲まれた平坦な地形で、夕方には空と海が広く見渡せる開放的な景色になります。
観光地というよりは実用性の高い道の駅で、車旅における「拠点型の休憩所」として向いています。
所在地:山口県山口市阿知須
主な施設:直売所、レストラン、情報コーナー
利用目的:休憩、食事、買い物
アクセス:
・山口市中心部から車で約25分
・宇部市中心部から車で約20分
・中国自動車道 小郡ICから約25分
駐車場:あり(無料)
トイレ:24時間利用可
道の駅 きららあじす 実録
14:50 阿弥陀寺を出発。 Map 地点G
周防東インターチェンジから中国自動車道に乗り、西へ向かいます。
宇部までの中間地点で泊まるつもりで、まず「道の駅 あいお」を目指しました。
道の駅 あいおは、車えびの産地として知られ、直売所やレストランが併設されています。
15:30 「道の駅 あいお」に到着。 Map 地点H
ただ、車中泊向きとは少し違う印象だったため、すぐに出発しました。
16:10 道の駅「きららあじす」に到着。 Map 地点 I
宿泊にはまだ早い時間だったので、明日以降の旅について下調べを行い、今できる手配を進めます。
翌日は巌流島へ行き、下関唐戸市場にも寄る予定にしました。
徒歩5分の場所にある下園グランドホテル横のKANNON LINEで、
5月19日(月)東京九州フェリー「はまゆう」A43〜49を予約。
新門司 23:55 発、横須賀 5月20日(火)20:45 着です。
18:00 近くの「中華そば一久」で夕食。
19:00 道の駅に戻り、そのまま車中泊しました。






次回は、
54話 フェリー+車中泊旅 山口県「下関」
お楽しみに・・・
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>37話 クルマ遍路旅 –第三回区切り打ち開始- (第三回区切り打ち)
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