〜第3章 旅準備編2〜

初心者車中泊旅

我がSOLIOを置きっぱなしにしている三浦の第二拠点は、住所こそ神奈川県横須賀市になりますが、ほとんど三浦市に近い金田湾に面した海沿いにあります。南の方に走れば、大体20分とか30分で三崎町城ヶ島に行くことができ、うまいマグロが食べれます。

海岸線(国道134号線)を反対側に5分/10分走ればすぐ久里浜の市街地、あるいは港に行くことができます。

このゴールデンウィークはこちらの拠点でゆっくり過ごしながら旅の準備をしたのですが、実はこの三浦半島の南端にある拠点のロケーションがとても素晴らしいことを初めて知るとてもいい機会にもなりました。

考えてみれば今年のGWは、自分のクルマをこの第二の拠点に置いてから初めてのまとまった連休になりました。このブログのテーマから少し離れますが、この「旅準備編2」では、三浦半島の南端エリアのお話を少しさせてください。

三浦半島のさきっぽは風光明媚

横須賀市久里浜から三浦市にまたがり、南東に広がる10キロ弱のほぼ砂浜の湾曲した海岸線があります。これが金田湾です。南東方向に東京湾の入り口に向いているので、海の向こうには鋸山(のこぎりやま)をはじめとする千葉県側の山なみがとても綺麗に見えます。

金田湾沿いの海岸は、北から「野比海岸」「津久井浜」「三浦海岸」そして「菊名海岸」という四つの海岸名で呼ばれています。ウインドサーフィンやカイトセーリングのメッカでもあります。

菊名海岸からさらに南に走りますと、砂浜は終了し、岩場や断崖となります。

道路も、海岸線から内陸の方に入っていく形で海岸線からは離れていきます。実はその岩場の先に、最も千葉県側に突き出た「剱崎」(つるぎさき)という岬があり、立派な灯台もあるようなのですが、広い道もなく観光地ではないので、地元の人以外はここには近づきません。(というか、、、観光では容易に近づくことができません。)

その剱崎から西に四、五キロ行きますと、城ヶ島が左手に見えてきて三崎町に入ります。三崎町と城ヶ島は城ヶ島大橋で繋がっていますので、車でも自転車でも歩きでも行き来ができます。三崎町、城ヶ島、どちら側にもマグロを中心とする海鮮の美味しいお店がそれこそいくらでもあります。

お腹が満たされたらさらに島の南側を散歩すると、さらなるご褒美に出会えます。

青く大きく広がる太平洋の向こうに伊豆七島の大島が見えます。そしてその伊豆大島の右側には伊豆半島の山並み、さらに右少し後ろの方には相模湾の向こうに富士山も望めます。たいへん景色の良いところで、お腹と気分がとても満たされます。

そして三浦半島は海だけではなく、山やハイキングも楽しむことができます。

三浦半島先端の“山”ということで言うと、「三浦富士」が有名です。そこから少し北西に「砲台山」、さらに北西に「武山」という山がありまして、これが三浦三山というふうに呼ばれているようです。三浦半島の南端に位置する三連山です。

どれも標高200mあるかないかの低山ではあるのですが、尾根道で繋がっているこの三山を縦走すると普通の人で大体半日ぐらいはかかり、そこそこ歩き甲斐のあるハイキングコースではあります。

そしてその三連山の尾根道のところどころからは、東に東京湾、西は相模湾、南には太平洋を望む大パノラマを楽しむことができます。

三浦半島のさきっぽは美味しい

そしてもう一つ、

三浦半島全体は三浦丘陵と呼ばれる台地になっていて、そこに緩やかに波打つのどかな畑が広がっています。この丘陵農地では美味しい野菜がとれます。有名な三浦の野菜と言えばもちろん三浦大根ですけれども、大根以外の野菜、例えばキャベツとか、かぼちゃとかキュウリやレタス、そして、スイカやイチゴなんかの果物類も実は有名です。(いちご狩り農園も結構あります。)

金田湾に面したいくつかの京急線の駅付近では、何でもない食堂で何気なく出てくるサラダですら、東京ではなかなか食べられないくらいとても美味しいです。

こうした新鮮な海の幸と三浦丘陵の美味しい野菜があるので、隠れた美味しいレストランがこの辺には結構あります。

もちろん湘南の鎌倉や逗子、葉山みたいなハイソな感じはあまりないですし、観光客もそこまで多くはありませんけれども、三浦菊名の辺りにはこうした隠れ名店的なレストランがいくつもあります。例えば「Restaurant Wao」はこの辺では珍しいフレンチアレンジをしたとても美味しいお店です。

それから「Cliff Terrace」というピザ屋さんは、独自の釜をずっと持って長くやってらっしゃるお店ですけれども、ここの「しらすと大葉のピザ」は絶品です。トマスソースを使わない「ビアンカ」の方が、個人的に私は好きですけれども、何を食べてもおいしく、小高い崖沿いに階段状に並んだアウトドアテラスからは金田湾が一望でき、とても気持ちがいいです。

もちろん自分なんかがまだ知らない隠れ名店がまだまだあることでしょう。

いづれにしても三浦半島の南端のエリアは「とても風光明媚で、食べ物も美味しいいいところだ!」ということに改めて気付かされた今年のゴールデンウィークでした。

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