8話 クルマ探し -キャブコン「Mash RE」との比較-

車中泊クルマ探し

過去に乗ったことのある本格的なキャンピングカーを思い出しながら、ネットで見つけたSOLIO車中泊仕様の納車前にやっておくべき改造ポイントを洗い出します。


この記事で分かること(記事の要約)

  • 本格的キャブコン「Mash RE」とミニバンキャンパーとの違い
  • 自分のニーズに合うキャンピングカーとは?
  • 購入前に起こりがちな“思い込み”と注意点

ソリオ購入決定!その理由は?

私は条件が整えば、このSUZUKI ソリオ バンディット 車中泊仕様の中古車 を購入することに決めました。

この結論に至った理由は:

  • ❓ 四駆じゃないと本当に困るのか?  → 二駆で行けるところにいけばいい!
  • 🔥 FFヒーターの後付けはコスパが悪いか?  → コスパは悪くても付くことが重要

柔軟に考えることにしたからです。

これは、自分の歳を鑑みて現実的な判断のなかで条件を再確認した結果でした。

ここから、過去に所有していた“本格的キャブコン”との比較を交えつつ、ソリオの実車見学前後を振り返っていきます。


本格キャブコン「Mash RE(ナッツRV)」の記憶

実は4年前、

日産バネットベースの「Mash RE(ナッツRV製)」という本格キャブコンを所有していたことがありました。その頃、わたし自身は目の病気のため運転ができなかったので、家族に運転してもらうことを前提としてです。

  • 全長:約5m
  • 全高:2.7m
  • 全幅:2.1m
  • 電装:サブバッテリー×3台+120Wソーラーパネル+電子レンジ+家庭用エアコン+FFヒーター

上記スペックを記述しただけでも電装が豊かであることがおわかりいただけると思いますが、さらにわたしが必要以上にFFヒーターとルーフソーラーパネルにこだわってしまうのは、以下のような強烈な記憶からです。

数少ないこのキャブコンによる家族でのキャンプ旅行の一回は真冬でした。外気温氷点下4℃の夜中、小さいFFヒーター一つで、ダイネットルームやバンクベッド、運転席まで広い車内全体が室温22℃に維持でき、快適な睡眠を摂ることができました。FFヒーターの威力を思い知らされた一晩になりました。

そして、帰りの走行充電だけでは満充電に届かなかったとします。且つ駐車場に外部ACコンセントがないため外部からAC充電をすることもできません。 そんな状況でも、クルマを駐車場に放置して、数日後には満充電になっているのです。 雨や曇りで1週間まるまる天気が悪くても、放置していれば必ず満充電になっていました。結局わたしは一度も外部ソケットによって車外のACコンセントから充電したことはありませんでした。 これほどにルーフソーラーパネルも頼のもしい装置だったのです。

キャブコンのメリットとデメリット

メリット

  • 電装の充実ぶり(走行充電+ソーラー充電で電力完全自給自足)
  • 室内(ダイネット)空間が圧倒的に広い

デメリット

  • 普段使いには不向き(後方視界ほぼゼロ、取り回し困難)
  • 高さ制限で立体駐車場はほぼ全滅

以上メリットデメリットを端的に記述しましたが、自分一人で運転できないうえに上記のデメリット部分が想定以上に大きく、家族にも負担がかかってしまったため、結果、この本格的なキャンピングカーは約1年半で手放してしまいました。


Mash REとの比較で見えた「思い込み」

ソリオ中古車をネットで見つけた時に、

・電装系の貧弱さや、・メーター類がやけに小さく少ないことや、・ソーラーパネルが付いていないことなどへ

漠然とした不安感を感じながらも、1年半のMash REを所有していた経験から 、

きっとキャンピングカーである以上、電装含めて、大丈夫なようにできているんだろ!

という根拠のない楽観的な思い込みを勝手に抱いてしまったのです。

↑ 豊かな電装のMash RE ! キャンピングカーは「これが普通だ」と思い込んでいた。

ですので、このソリオ車中泊仕様車の、

  • 電装は簡易的(ポータブルバッテリーが主体で、しかも一つだけ)
  • ソーラーパネルも無し
  • 電気系のモニター類も非常に小型で簡易

という第一印象で感じた大事な不安を払拭するための具体的な質問もせず、的確な要求をすることもなく、2〜3回の実車見学の後、

「FFヒーターだけは付けてね!」といった曖昧な依頼に終始して買い付けを入れるに至ってしまいます。

↑ 日産車だらけのなかにSUZUKI車が一台  日産ピーズクラフトに保管中のソリオ

後々分かったこと

日産ピーズフィールドクラフトさん誠意をもって対応してくれましたが、

  • 事前の細かな仕様確認不足
  • 思い込みによる”電装に対する過度な期待”

により、後々いくつかの小さな問題が発生することになります。

これもまた、良い勉強です。

キャンピングカー選びには、納得するまで「冷静な仕様確認」が必要!

と強く実感しました。


次回予告

次回は、9話 らしくないキャンピングカー です。

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