49話 フェリー+車中泊旅 秋芳洞・秋吉台

車中泊旅記録

49話は山口県入りした翌日の5月14日、秋芳洞・秋吉台を訪れた時の記録です。周辺の観光基本情報も詳細に取材しましたので、併せて読むことができます。

天気:晴れ  出発時0D0メーター:13,322km。

要約(この記事でわかること)

山口県美祢市の代表的観光地・秋芳洞、秋吉台、大正洞、景清洞を車中泊で巡った旅の記録です。各鍾乳洞の詳細情報と訪問レポートに加え、カルスト展望台や食事処など周辺情報も紹介しています。現地観光の計画に役立つ実践的ドライブガイドです。

49話 全道程(Google My Maps)

49話 秋芳洞・秋吉台〜於福 - Google マイマップ
王司PAから秋芳洞・秋吉台へ。3同回りののち、JR美弥線の於福駅に降りるまでの全行程。

秋芳洞・秋吉台

今日はまず秋芳洞へ向かいました。 王司PA からは46km離れています。

7:40   王司PA出発しました。   地点A

8:05   途中「伊佐PA」に寄ります。
伊佐PAから中国自動車をさらに少し東へ走ると美祢東JCT(みねひがしジャンクション)があります。ここから小郡萩道路(おごおりはぎどうろ)に分岐し、北上します。

まもなくの秋吉台インターチェンジで高速道路を降り、秋吉台・秋芳洞方面にアプローチします。

8:40   秋芳洞第二駐車場(¥500)到着 。地点 B

秋芳洞(あきよしどう) 基本情報

名称: 秋芳洞(あきよしどう) ※一般名称として「秋吉洞」も使われる。

所在地:〒754-0511 山口県美祢市秋芳町秋吉3506-2

TEL:0837-62-0115(秋吉台観光交流センター/総合案内)

概要・特徴:

日本最大級の鍾乳洞

総延長は約10km以上(公開区域は約1km)。
特別天然記念物に指定されており、日本三大鍾乳洞の一つ

圧倒的スケールの地下世界

洞内は高さ・幅ともに巨大で、最大幅は約200m。
年間を通じて気温は 約17℃前後で安定しており、夏は涼しく冬は暖かい快適な空間。

みどころ(三洞めぐりを含む)

秋芳洞(主洞)

・百枚皿:棚田のように広がる皿状石灰岩。代表的景観。

・黄金柱:高さ約15mの巨大鍾乳石。堂々たる迫力。

・青天井・地底川:透明な水が流れる幻想空間。

・地下空間のスケールは日本最大級。

大正洞(たいしょうどう)

秋芳洞から約12km、車で20分ほど。

・秋芳洞よりも「鍾乳石の造形美」が際立つ洞窟。

・石筍・石柱・石乳が多く、鑑賞密度が高い。

・説明板が多く、鍾乳石の成り立ちを学びながら回れる科学系ルート。

・所要時間:約30〜40分。

景清洞(かげきよどう)

大正洞のすぐ北側。

・平家の武将・平景清が潜んだという伝承から名がつく歴史ロマン系洞窟。

・入口付近は歩きやすいが、内部には探検色の強いルートも。

・暗い部分が多く、“洞窟らしさ”を味わえる冒険型。

・所要時間:通常ルートで約30分。探検コースは別途。

三洞めぐり(秋芳洞+大正洞+景清洞)

・3つの洞窟を巡る共通チケットあり(季節により変動)

・秋芳洞=スケールの大きさ

・大正洞=造形の美しさ

・景清洞=探検気分と歴史
性格の異なる3つの洞窟を半日〜1日でじっくり楽しめる人気プラン

アクセス(秋芳洞)

公共交通機関

・JR山陽本線 新山口駅(旧・小郡駅)からバス
 「秋芳洞」行き(防長バス) → 約45〜50分

・JR美祢線 美祢駅からバス
 「秋芳洞」行き → 約20分

・中国自動車道 東美祢JCTから約30分

営業時間・料金

営業時間

・3月〜11月:8:30〜17:30(最終入洞16:30)

・12月〜2月:8:30〜16:30(最終入洞15:30)

入洞料

・大人:1,300円

・中学生:1,050円

・小学生:700円
※黒谷支洞探検コースは別途料金(要予約)  ※2025年5月時点

公式駐車場

・秋芳洞第一・第二駐車場(普通車 500円) (※大正洞・景清洞の駐車場は無料)

・秋吉台観光交流センター周辺に複数の観光駐車場あり

・合計数百台規模で、繁忙期も比較的スムーズ

※秋芳洞周辺に無料駐車場は少ないが、周辺施設利用で無料になる場合もあり(要確認)。

周辺観光

・秋吉台カルスト展望台(秋芳洞から車で10分)
 日本最大のカルスト台地を俯瞰できる絶景ポイント。

・サファリランド(車で30分)
 子ども連れに人気の動物テーマパーク。

・秋吉台科学博物館
 地質・自然展示が充実。

車中泊事情

秋芳洞自体には車中泊専用スペースはない。

近隣に以下の車中泊候補地がある。

・道の駅 みとう(約12km/30分)
 トイレ24時間、駐車場広め。

・道の駅 おふく(約18km/35分)
 温泉併設(於福温泉)、車中泊に向く、定休日あり。

・秋吉台公園駐車場
 夜間利用は自己責任(トイレ状況要確認)。

※現状、秋芳洞周辺の公営駐車場は「車中泊不可(明示あり)」は少ないが、
 夜間は人通りや施設の稼働が少ないため、道の駅のほうが安心・快適です。

秋芳洞/大正洞/景清道 3洞めぐり 紀行

秋芳洞・秋吉台 ドライブ

8:45  第二駐車場から鍾乳洞入り口までは数百メートル徒歩でアプローチします。

両側にお店が並ぶ秋芳洞商店街を抜け、森に入りました。深い谷の底です。少し空気がひんやりしてきました。

9:00   「正面入口」より入洞しました。(秋芳洞の入口は、正面入口の他に黒谷入口、エレベーター入口の二つがあります。)

日本最大級の洞窟だけあって、とても広いです。

秋吉洞最奥までは1kmぐらいあり、おとながさっさとあるいても「正面入口」にもどるのに40分かかります。

9:40  「正面入口」から外へ出ました。

9:50   第二駐車場まで徒歩で戻ります。  地点B

ここからは秋吉台カルストロードでカルスト大地の上を南から北へ横切ります。この道は秋吉台の爽快な風景を楽しむことができます。

大正洞

10:15  秋吉台カルスト展望台を左手に越えた所の待避所にクルマを止め、初夏の草原の風景をしばし眺めます。
10:25  長者ヶ森P到着です。  地点C  

この辺は「秋吉台国定公園」のちょうど真ん中あたりです。結構広いですね。カルストロードはまだ続きます。

10:40  さらにカルストロードを北上し、国定公園エリアが終わると、道路は山を下ります。そしてまもなく大正洞です。
10:45    大正洞入口駐車場着 地点D

大正洞は秋芳洞に比べると、ひっそりとしています。駐車場からは少し傾斜を登る格好でアプローチするのですが、先ほどまで爽快にドライブしていたカルストの草原から一変、鬱蒼とした森の中を歩きました。そして大きな崖の裂け目から入洞します。

「地獄」と言われる下層から「極楽」と称する上層まで結構な登りがあり、3洞の中でもっとも立体的な鍾乳洞となっています。

洞内での徒歩距離は400mですが、高低差が予想以上にある上に洞窟内はとても狭いので、時間には余裕を持って入洞したいところです。筆者は40分かけて順路を巡りました。
11:30    大正洞を出発します。

景清洞

11:37    景清洞(かげきよどう)駐車場に到着です。 地点E

景清洞は出入り口から続く一般観光コース(700m)と、その奥、照明の無い探検コース(400m)に分かれています。

こちらはポッカリと空いた大きな鍾乳洞入口が特徴で、大正洞よりも広々しています。登り降りもほとんど無く歩きやすいので、徒歩距離が長い割に短時間(35分)で一回りすることができました。(※最奥の探検コースまでは行っていません。)

12:15  景清洞を出発します。

クルマを西へ走らせ、秋吉町別府を経由してJR美祢線於福駅に近い「道の駅 おふく」に向かいます。

JR美祢線 於福駅付近 昼食

12:45   「道の駅 おふく」到着。  地点F

しかしながら、水曜日は定休日とのことで、道の駅すべてのお店が営業をしていませんでした。

※実は、車中泊するために後で向かった長門市の「道の駅 センザキッチン」をはじめ、山口県内の道の駅は「毎週水曜日が定休」というところが多いようで、お出かけの際には注意が必要です。

仕方なく付近の食事処をググると「朝日館」というお店の登録と、水曜も営業中であることを確認したので、そちらへ向かいました。

12:55    朝日館(於福駅に近い食事どころ)着。 Map 地点 F からすぐ旧道沿い

13:20    朝日館 出発です。

13:20    朝日館 出発しました。午後は日本海に抜けます。

・・・

次回「50話 フェリー+車中泊旅 元乃隅神社・角島」です。おたのしみに・・・

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