クルマ探し編6 中古キャンパー候補に浮上した1台|SUZUKI ソリオを徹底チェック
この記事で分かること
- Webで見つけた中古の車中泊仕様車 スズキ ソリオのスペックと評価
- ポータブルバッテリーとサブバッテリーの違い
- 「自分のニーズ」と「車の仕様」のズレがもたらす気づき
ネットで出会ったソリオ(バンディット 1.2 ハイブリッド MV)
カーセンサーで気になる車が表示されました。
- 年式:令和4年(登録から2年未満)
- 走行距離:約5,000km
- ボディカラー:明るめのオレンジ(やや茶系)
- 価格:約300万円(乗り出し)
🚐 シンプルな後部フルフラット就寝マット+ポータブル電源で構成された「ライト仕様の車中泊車」でした。
車載装備のチェックポイント
運転まわり
- 8インチカーナビ(Panasonic)
- ETC2.0 搭載
- バックカメラ/前後ドライブレコーダー
- 両側オートスライドドア
車中泊用装備
- ポータブルバッテリーにより以下を駆動:
- ACコンセント
- ダイネット部照明
- サーキュレーター
- フリップダウン式15インチTV(エンジン停止時も視聴可)
🎧 オーディオ:ハーマンカードンJBLシステム(特注)搭載
ポータブルバッテリーとは?
この車の電装は“ポータブルバッテリー”中心で、 固定式サブバッテリー(鉛)ではありませんでした。
🔋 ポータブルバッテリーの特徴:
- リチウムイオン型
- 取り外し・持ち運びが可能
- 災害時対応やサブ電源用途で普及
この時点では、私自身も「サブバッテリーとどう使い分けるのか」よく分かっておらず、 実用性にやや不安が残りました。
ベッドサイズと就寝性
- 就寝サイズ:約175cm × 132cm(2名就寝可能)
- ただし、運転席・助手席を完全に前方にスライドさせてようやく確保可能
💡 給電くん(エブリイ)のように座席スライドなしで寝られる車両と比較すると、やや狭さが気になります。
即決できない「惜しい1台」だった理由
以下が、「Webの閲覧だけで購入決定」に踏み切れなかったポイントです:
- ❌ FFヒーター非搭載
- ❌ 駆動方式が2WD(私は長年4WD派)
- ❌ ポップアップルーフ非搭載(中古なら欲しかったところ・・・)
- ❌ 電装がポータブルバッテリー1台に依存(キャパシティに不安あり)
テレビを見て、照明を一晩使い続けて、果たして”ポタ電”一つで電力が持つのか?
写真を見ただけですが、とても新しく綺麗で、装備も一定の水準を満たしていたこの車でしたが、 “キャンピングカー”としてはどこか中途半端で「帯に短し、襷に長し」という印象。
葛藤の始まり
ただ・・・、JBLオーディオなど魅力的な点も多くあったこのソリオ。 次第に
「芯を食ってないようにも見えるが、本当はこの程度が自分のスタイルに合っているのかも知れない・・・」
という葛藤が生まれました。
この時点では”誰がどんなコンセプトでビルドした車なのか”もよく分からず購入には至りませんでしたが、少し興味を持ったため、Webで眺めているだけでなくお店とのリアルなやり取りを開始します。
次回予告
次回は、電装装備のなかでも要となる 「FFヒーター」と「ソーラーパネル」について、 私なりの視点で深掘りしていきます。
→ 次回は、7話 FFヒーターとルーフソーラーパネル です。
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