クルマ探し編11 11話は納車のお話しですが、使い勝手のわからない機能や微妙な不具合が数多くあるので、この手の改造車は納車後もディーラーとのやり取りが結構続くことになります。(ディーラー側も”売って終わり”とは思っていませんので、)わからない事や腑に落ちていないことは、自分が納得するまで根気強くいじったり聞いたりすることが大事です。
この記事で分かること
- ソリオ車中泊仕様車の納車時の改造内容と工夫のポイント
- 配線トラブルという納車後の意外な落とし穴
- 実際の使用で見えてきた利点と課題
ソリオ車中泊仕様、いよいよ納車!
2024年1月21日、ついに私の元に「SUZUKI ソリオ・Cabin II Mini WISH」車中泊仕様車が納車されました。昨年末に発注して以来、いろいろと仕様を詰めてきたこの車が、ついに実物として目の前に現れました。
改造内容の最終確認
- ✅ FFヒーター(運転席下に設置)
- ✅ ポータブルバッテリー交換 / サブバッテリー新設(後部床下の収納スペース)
- ✅ サブバッテリー用AC充電器/走行充電器を新設
- ✅ 電圧計とFFヒーター用スイッチを運転席右後方パネルに設置

↑ リアゲートを開けてすぐのフロア下に配電ケーブル、ポータブルバッテリー、インバータ、サブバッテリーが、余裕を残して収納されている
(※後の章(29話)で詳しく説明しますが、エコフローというこのポータブルバッテリーは、個々の製品ごとにIDされるスマホ用のアプリがあり、各種スイッチのON/OFFや充電・給電の状況、および残量などがすべて手元で操作したり確認したりすることができる優れものでした。)
家具や外観の見た目は変わっていませんが、電装系の改造が大きなポイントです。初心者ながら、必要な装備だけを的確に加えたシンプルな一台になったと思います。
想定外の落とし穴:走行充電ができていない!?
納車されてすぐの週末に、想定外の問題が発覚しました。
🔌 ポータブルバッテリーへの「走行充電が機能していない!」ことが判明。
家具内部には、もともとポータブルバッテリー用の走行充電配線があり、こちらは問題なく機能していました。しかし今回サブバッテリーを新設したため、走行充電配線がこれまでより数倍複雑になっているようで、プロでも見落とすちょっとした「安全装置の誤作動」があったようです。
原因は?
幾つもの業者さんを巻き込んだ修復作業となり、原因究明と修理には1ヶ月を要することになります。次回12話で詳細を記述します。
実際に乗ってわかった快適性と課題
快適だった点
- 🚗 軽量コンパクトで取り回しが楽なソリオならではの運転しやすさ
- 🔇 FFヒーターの効き(暖かさ)は秀逸
- 🔋 電圧計によって電装状態の最低限の“見える化”はできた
気になった点
- 💡 ACコンセントが2つだけで位置も低いため、延長コードと分電タップが必要に
- 🔇 FFヒーターは思ったほど静粛ではなかった(結構うるさい・・)
- 📶 ソーラーパネルが未設置のため、長期運用では充電管理に注意が必要
- 🔋 サブバッテリーのリアルタイムの残量がわからない
- ⚙️ リアテーブルから走行中に若干の異音が発生(後日、DIYで緩衝材対策)
基本的には大満足ですが、実際に使用してみてこそ見えてくる「改善ポイント」も明確になってきました。
今後に向けて
車中泊車としての基本的な機能は十分。とはいえ、走行充電の修復はじめいくつか追加の改善作業が必要になってきそうです。
次回は、12話 走行充電が出来るまで です。
お楽しみに!
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