〜本当に必要だったモノ,不要だったモノ 総括〜
車中泊旅を始める前、筆者はさまざまな装備や持ち物を準備しました。
「これは便利そう」
「車中泊なら必要だろう」
「なくて困ったら嫌だな・・・」
そんな想像をしながら旅への持参品を揃えていったのですが、実際に2年間・約4,700kmの旅をしてみると、
・毎回必ず使うモノ
・思った以上に重宝したモノ
・結局ほとんど使わなかったモノ
が、かなりはっきり分かれてきました。
本記事では、主に15話で紹介した「旅準備・購入装備品」を、実際の車中泊旅の経験を踏まえて総括します。
なお筆者は、還暦を過ぎたやや神経質・不眠気味の人間であり、腰痛持ちでもあります。
そんな筆者でも、コンパクトなソリオで十分に車中泊旅を楽しむことができました。
これから車中泊を始めたい方や、「本当に必要なモノだけ揃えたい」と考えている方の参考になれば幸いです。
⭐️関係記事 > 15話 クルマ旅準備 -久里浜は便利 旅の準備は全て揃う-
要約(この記事でわかること)
実際に2年間・約4,700kmの車中泊旅を行った筆者が、ソリオ車中泊仕様車で本当に役立った持ち物と、逆にほとんど使わなかった装備品を総括レビューします。
シェード・寝具・通信機器・車内整理用品・AV家電などについて、「使用頻度」「実際の使い勝手」「初心者に必要かどうか」を実体験ベースで解説。車中泊初心者が無駄な買い物を避けるための参考記事です。
筆者の旅スタイル と 装備品の総評
本記事は、以下のような旅スタイルを前提にしています。
・移動中心型の車中泊旅
・宿泊は道の駅/SA・PA中心
・長期滞在キャンプは少なめ
・車内調理はしない
・一人旅
・ホテル/旅館を時々併用
つまり、「滞在型のオートキャンプ」よりは「移動型の旅」に近いスタイルです。
実際に使った持ち物 総評一覧
| 装備 | 使用頻度 | 総評 |
| 全窓シェード | ほぼ100% | 必須 |
| シュラフ | 100% | 必須 |
| 追加マット | 非常に高い | 必須級 |
| アウトドアチェア | 時々 | あれば楽しい |
| アウトドアテーブル | 低め | スタイル次第 |
| ポリタンク | ほぼ0 | 不要だった |
| ダイネット側TV | 高い | 快適度向上 |
| Bluetoothスピーカー | 毎日 | 非常におすすめ |
| ハンディクリーナー | 非常に高い | 必須級 |
| ルーフネット | 高い | とても便利 |
| S字フック類 | 高い | 地味に重要 |
| 男性用尿器 | 高い | あれば安心 |
| 虫除け機器 | 低い | 旅スタイル次第 |
| 移動WiFi | 非常に高い | 現代旅の必需品 |
| ガイドブックなど | 高い | 意外に便利 |
筆者のソリオの改造・装備レベルは?
⭐️関係記事 > 57話 SUZUKIソリオ車中泊仕様の実体験総まとめ
筆者のSOLIOの改造・装備レベルは57話の通りですが、まとめると以下のような仕様の車中泊車になります。
搭載家具
ベッドキット✅
カーテン/シェード✅
収納家具❌
シンク❌
コンロ❌
上下水タンク❌
トイレ❌
積載家電
・リビング系
TV✅
オーディオ✅
照明✅
・キッチン系
冷蔵庫❌
電子レンジ❌
・空調系
サーキュレーター✅
FFヒーター✅
エアコン❌
ベンチレーター❌
電気ヒーター❌
外装改造
ポップアップルーフ❌
サイドオーニング❌
ルーフキャリア❌
電装
外部AC充電✅
DC走行充電✅
サブバッテリー✅
ポータブルバッテリー✅
ルーフソーラーパネル❌
ざっと以上のような仕様です。


↑ SUZUKIソリオ バンディット Cabin II Mini WISH 外観
ソリオ車中泊旅 持ち物レビュー
そんな改造・装備を持つ筆者のソリオに積み込んで、旅先へ持参した物品についてのレビューをします。
寝具・くつろぎ用品
⚫︎シェード/遮光カーテン
当初の目的:プライバシー確保
筆者所持品:ソリオ(MA27S/MA37S系)純正オプション「プライバシーシェード」フロント・リア
使用頻度は非常に高く、車中泊時はほぼ毎回使用しました。
実際にはプライバシー確保だけでなく、「駐車場照明の遮断」が極めて重要でした。
高速道路のSA/PAや道の駅は、思っている以上に照明が明るいのです。
シェード無しでは、眩しくて寝づらいと思います。
純正シェードは前後セットで6万円前後と高価ですが、準純正品・非純正品も多数販売されています。
▶️結論
シェード・遮光カーテン類は、何らかの形で必ず導入した方が良いと思います。
もちろん「プライバシーの担保」を気にしなければ、アイマスクのような代替品も考えられます。


↑ 写真は純正シェードを装着したフロントの外観と内観
⚫︎シュラフ
当初のイメージ:寝る時に何か掛けたい・・・
これまでの使用率は100%。
車中泊旅の必需品です。
筆者は3シーズン用の薄手ダウンシュラフを一年中使用しています。
真冬でもFFヒーターとの併用で十分でした。
ヒーターが無い場合、真冬には厚手ダウンの冬用シュラフが必需品となります。
▶️結論
クルマ用寝具は絶対必要です。
家庭用寝具を持ち込むと埃が立ちやすのです。「とりあえず毛布・・」で始めるより、最初からシュラフを用意した方が快適です。




↑ 写真はシュラフ各種 右は真冬用の厚手のモノ 出典:Amazon.co.jp
⚫︎追加マット
当初のイメージ:寝心地改善
筆者所持品:アイリスオーヤマの厚さ4cmマット(¥3,980)
これも使用頻度は非常に高く、夏を含めてほぼ100%。
常設のベッドキットだけでは、やはり少し硬さを感じました。
還暦を過ぎた腰痛持ちの筆者にとって、この追加マットはかなり重要でした。
▶️結論
特に40代以降は、追加マット導入を強くおすすめします。



↑ 追加マットも各種販売されている 出典:Amazon.co.jp
⚫︎アウトドアチェア
筆者所持品:キャプテンスタッグのアウトドアチェア(¥1,750)
これは「積んでいれば時々使う」ような装備でした。
晴れた日にリアゲートを開け、外でぼーっと座る時間はかなり気持ちが良いです。
▶️結論
必需品ではないですが、旅の満足感はかなり上がります。


↑ アウトドアチェアとSOLIOリアゲート
⚫︎折りたたみアウトドアテーブル
筆者所持品:カインズPBの折りたたみテーブル(¥3,780)
使用頻度は低めでした。
移動型の旅では、テーブルを広げてまで長居する機会が意外と少なかったのです。
また、屋外使用後の汚れの問題もありました。
▶️結論
ルーフBOXなど外部収納が無い場合は、優先度低めです。
アウトドアチェア・テーブルなど外に出すものは、ルーフBOXなど外部ストレージを着装してから装備する方が、汚れを気にせず出し入れが楽です。


↑ アウトドアテーブル 通販でもホームセンターでもいろいろな種類・サイズが売られている
⚫︎ポリタンク
筆者所持品:カワセ製ジャバラ式ポリタンク7.5L(¥1,680)
結果的に、一度も使いませんでした。
筆者の旅では、
・車内調理なし
・長期キャンプなし
・水場は豊富
だったためです。
▶️結論
移動中心型の車中泊旅では不要です。


↑ 結局使わなかったポリタンク、”畳めるモノ”を含んで多種多様にある 出典:Amazon.co.jp
くつろぎAV家電系
⚫︎ダイネット側TV
筆者所持品:ソリオCabin II mini WISH標準ルーフフリップダウン15インチTVモニター
これは非常に便利でした。
ニュースやローカル天気予報を毎日見ていました。
ただし、かなり電気を消費します。
▶️結論
快適性は大幅向上。あるととても便利です。
常設のテレビでなくても、お手持ちのタブレット(iPadなど)を使用してダイネット側でコンテンツを楽しむことができます。(参照:タブレットでTV放送を視聴する4つの方法 )
ただし電装強化はほぼ必須です。現在筆者のソリオに搭載しているポータブルバッテリーは容量500Wh強のエコフローですが、買い替え時には800Wh程度にグレードアップしようと考えています。



↑ ソリオ Cabin II Mini WISH 標準搭載のリアテレビ 車中泊の夜はずいぶん使いました。
⚫︎Bluetoothスピーカー
筆者所持品:サンワダイレクト PCスピーカー アンプ内蔵400-SP091


↑ Bluetoothスピーカーはリアのシートベルトで半固定 この程度でも暴れたり倒れたりはしない
これは旅実行中、毎日使用しました。
ほとんど電気を食わず、車内生活の満足度をかなり上げてくれました。
▶️結論
いろいろな製品が販売されています。コスパが非常に高くお勧めです。



↑ アンプ内蔵のBluetoothスピーカーもさまざま 数千円のものでも音は意外といい 出典:Amazon.co.jp
車内整理・衛生系
⚫︎ハンディクリーナー
筆者所持品:シャーク製ハンディクリーナー(型落ち新品:約¥10,000)
使用頻度は極めて高かったです。
車内を綺麗に保つと、旅の気分が本当に変わります。
▶️結論
掃除機は車中泊旅の満足度を大きく左右する必需品です。強くお勧めします。



↑ 今のところ、コンパクトで強力な車内掃除機は、”シャーク”一択でしょう!(個人の感想です)
⚫︎ルーフネット
筆者所持品:ラゲッジネット(60×80cm)(¥2,480)
シェードの収納などで大活躍。
車内整理能力がかなり上がりました。
▶️結論
安価ですが効果絶大。



↑ 最近はルーフネット収納もいろいろ 出展:Amazon.co.jp
⚫︎S字フック・洗濯ばさみ
地味ですが非常に役立ちました。
▶️結論
百均で十分。
必ず持っていくべき小物です。

↑ 車内の小物入れには、S字フックと洗濯バサミは常にある
⚫︎男性用尿器
筆者所持品:「ピップ コ・ボレーヌ」男性用尿器(¥1,680)
使用するのは、『逃げ場の無い渋滞高速道路の緊急時』だけかと思いきや・・・、
正直、車中泊時にかなり役立ちました。
特に、
・雨
・寒い夜
・深夜
・眠い時
には、本当に助かりました。
▶️結論
特に中高年男性にはおすすめです。

⚫︎虫除け機器
筆者所持品:アースノーマット × コールマン タイアップ製品(¥873(本体のみ))
ほとんど使いませんでした。
ただしこれは、筆者の旅スタイルによる部分が大きいと思います。
▶️結論
キャンプ寄りの車中泊旅なら必須だと思います。

通信・情報
⚫︎移動WiFi
筆者所持品:カシモWi-Max 携帯用Wi-Fiルーター(月額¥4,380)
旅でもっとも重要だった装備の一つです。
音楽、地図、天気、動画、フェリー時刻表…。
現代の旅は、ネット接続前提で成り立っていると感じました。
▶️結論
WiFi環境は現代車中泊旅の最重要装備の一つです。結局要ることになります。



↑ ”プリペイド”とか”使い放題”とか色々あるが、筆者は結局”サブスク”の一番左のヤツを使用中
⚫︎ガイドブック類
筆者所持品:
・ドライブお遍路用ガイドブック ¥1,980
・カーネル編集「車中泊スポットガイド1000」 ¥2,420(現在は2025年度改訂版)
など・・・
これらは意外なほど便利でした。
紙媒体は、「パッと見られる」のが強いです。
▶️結論
持ってれば何かと役に立つ。スマホ時代でも、紙の情報は強いです。


↑ 何かと参照したガイドブック
⚫︎ティッシュなどの消耗品 と 耳栓
特にウェットティッシュは、運転席付近とダイネット側の両方に(常に手の届くところに幾つか)あると便利。
そのほか、ボディ拭きやドライシャンプーなどもあれば便利な時が必ずあります。
それと・・・、最近は”イヤープラグ”とか呼ばれている耳栓。これもいろんなタイプのものが出ていますが、なんでもいいので何セットか持って行くと、どこかで役に立ちますよ。
▶️結論
各種ティッシュ系の消耗品、耳栓、アイマスク、などは、無いととても困る時があります。用意しておきましょう。ウェットティイッシュは幾つか用意して点在させておくと、すぐ使えて便利です。さらに・・、身体拭きペーパータオルやドライシャンプーなども持っていれば便利です。


↑ 洗顔具一式の中に加えたいボディ拭きとドライシャンプー そして重宝する耳栓一式
本当に必要だったモノとは?
2年間・約4,700kmの車中泊旅を通じて感じたのは、
「高価なキャンピング装備」よりも、
・快適に眠れること
・少量の電気で使えること
・通信できること
・車内を清潔に保てること
の方が、遥かに重要だったということでした。
そしてソリオのようなコンパクトカーでも、装備と工夫次第で十分に長距離長期間車中泊旅は可能でした。
筆者自身、還暦を過ぎ、腰痛もあり、決してタフな人間ではありません。
それでもここまで旅を楽しめたのは、「無理をしない装備品選び」をしたからだと思っています。
関連記事
ソリオの改造・装備についてのレビュー
クルマ選びの経緯
ソリオ納車と装備の詳細
実際の車中泊旅
→ 車中泊旅記録カテゴリーにて、それぞれの旅記録をお読みください。


コメント